遠い昔、はるかかなたの銀河系で始まったわけではないが、毎年５月４日には『スター・ウォーズ』に関する画像やミーム（ネット上のネタ画像）、プロモーション活動が避けられない引力を持つ。

５月４日―あるいはファンが言うように「May the 4th」―は、数年かけて「スター・ウォーズの日」に発展してきた。「スター・ウォーズの日」は、この宇宙の壮大な物語とその関連シリーズを祝う非公式の祝日である。

「スター・ウォーズの日」とは何だろうか？

「スター・ウォーズの日」は、この映画の最も人気のある決まり文句の１つ「May the Force be with you（フォースと共にあらんことを）」に向けたしゃれたオマージュとしてファンによって生み出された。お分かりだろうか？　そう、今、５月４日（May the 4thとMay the Forceをかけている）があなたとも共にある。

「スター・ウォーズの日」は正式な祝日ではないが、とてもよく知られるようになり、今ではアメリカの大統領、ファン、企業も毎年「スター・ウォーズの日」を祝っている。

「それは、ファンが『スター・ウォーズ』に対する情熱と愛を１年に１回祝うとても賢い方法だと思います」と、『スター・ウォーズ』関連グッズの世界最大のコレクションがあるカリフォルニア州の非営利の博物館「ランチョ・オビ＝ワン」の創設者で執行役会長のスティーヴ・サンスウィートさんは述べた。

どのように始まったのか？

「May the 4th be with you」というフレーズは、1977年に最初の映画が公開された数年後にファンたちが使い、1979年には、同年５月４日のマーガレット・サッチャー氏の首相としての勝利を祝うイギリスの政治広告に登場さえした。

一部のファンにとって、正式な「スター・ウォーズの日」は、最初の映画が公開された日付の５月25日に当たる。カリフォルニア州議会は2019年に５月４日を「スター・ウォーズの日」と定めることを可決したが、ロサンゼルス市議会は2007年に５月25日を「スター・ウォーズの日」として宣言すらした。

どのようにして広まったのか？

５月４日は、ソーシャルメディアで共有される内輪ネタと、この日を記念する映画の鑑賞会を通じて、非公式にファンの間で流行した。この楽しみに企業がやがて加わり、日産からジェムソン・ウィスキーに至るまで、さまざまなブランドが広告を打ち、ソーシャルメディアでこれにまつわる投稿をした。

2012年にルーカスフィルムを買収したディズニーは、商品や特別上映会をはじめ、このブランドに関連したその他のイベントでこのシリーズをさらにプロモーションする方法として、この日を受け入れた。

かつては一般に知られていなかったこのジョークがこれだけ広く浸透していることについて、『スター・ウォーズ』ファン全員が盛り上がっているわけではない。マッシャブル（デジタルメディアウェブサイト）のシニアエディターで『スター・ウォーズはいかにして宇宙を征服したのか』の著者のクリス・テイラーさんは自分自身のことを「５月４日嫌い」とラベリングしている。その理由は、商業化が一部にある。

「面白いおやじギャグは人並みに好きですが、ちょっとやり過ぎでしょうね」とテイラーさんは述べた。

ドイツ西部では、プロテスタントの会衆が『スター・ウォーズ』をテーマにした礼拝を５月４日に行なうと、ドイツの通信社dpaが報じた。サミュエル・ドゥア牧師と何人かの信徒が衣装を着て、ベンスベルクのプロテスタント教会を飾り付けた。

今年はどのように祝われたのか？

その日は今年、大規模にも小規模にも祝われた。ディズニープラスは新シリーズ『スター・ウォーズ：テイルズ・オブ・アンダーワールド』をこの日に配信開始し、別のシリーズ『キャシアン・アンドー』のシーズン２が始まった。

同じ頃、ライアン・ゴズリングが主演する新しい『スター・ウォーズ』の単独映画作品が発表され、2027年に公開予定だ。

ディズニーはこの日を、ライトセーバーのセットからジュエリーに至るまで、『スター・ウォーズ』の新商品の発売で記念した。

メジャーリーグベースボールのほとんどのチームは近年、『スター・ウォーズ』のキャラクターを取り入れた特別イベントでこの日を記念してきた。例えば、サンフランシスコ・ジャイアンツは５月４日に、ローガン・ウェブ投手を「オビ＝ウェブ・ケノービ（『スター・ウォーズ』のキャラクター「オビ＝ワン・ケノービ」をもじった名前）」として描いた首振り人形が含まれた特別な観戦チケットを販売した。

『スター・ウォーズ』をテーマにしたクッキーを出している焼菓子店から、この映画の印象に残る楽曲を取り上げたコンサートに至るまで、５月４日のお祝いが行なわれていなかった場所を見つけるのは難しかった。

『スター・ウォーズ』の最初の映画のサブタイトルと同じ名前のペンシルベニア州のニューホープでは町中でお祝いがあった。人口約2,600人のこの町には、衣装を着たキャラクターが登場し、地元のレストランでは「ヨーダリータ（『スター・ウォーズ』のキャラクターYodaとカクテルのmargaritaをもじった言葉遊び）」などの『スター・ウォーズ』をテーマにした商品が出された。

ザック：

マヤ！　あー、よかった。お願いがあるんだけど、僕が準備してるプレゼンを聞いてもらえないかな？

マヤ：

いいわよ、ザック。いつでも喜んで協力するわ。でもまず、どう聞いたらいいか教えて。何についてのプレゼン？

ザック：

観光地さ。愛媛県の内子町だよ。準備はいい？

マヤ：

OK、分かった。どうぞ、聞かせて。

ザック：

よし。「愛媛県で最も歴史ある町の一つ、内子町へようこそ。この町には数百年にさかのぼる歴史があります。江戸時代には和紙とろうの製造の中心地として有名になりました」

マヤ：

興味深いわね。ろうについては知っていたけど、和紙も作っていたなんて知らなかった。ごめん、邪魔しちゃった。

ザック：

大丈夫、ろうの話は後でするよ。続けるね。「こうした伝統工芸は忙しい現代でも生き残っています。天神産紙工場では、手作業で、古く平安時代に行なわれていた製紙方法を体験しましょう」

マヤ：

わあ、手を濡らして作業するのね！

ザック：

「熟練の製紙工がやり方を教えます。簀桁（すけた）の上に繊維を集めて、シートを乾燥機の上に乗せて、乾いた紙を持ち上げる。新しいことを体験するだけでなく、地元の人たちとのふれあうこともできます」

マヤ：

最高ね。でも、日本の和紙には長い歴史があるのよね。さっき言ったけど、内子町が和紙で有名だとは知らなかったわ。ろうそくにも興味があるの。それについても教えて。

ザック：

うん。「車で少し行くと大森和蠟燭屋があります。和ろうそくの伝統を守り続けている店です」

マヤ：

話を聞くのが楽しみだわ、ザック。それに、ここまでのプレゼンよかったわよ。でももう会議の時間なの。続きは後で聞かせてくれる？

ザック：

もちろん。後で時間を決めよう。

ロシアは夜にかけてウクライナ全土に108機の無人機を発射し、民間貨物列車を襲撃して運転手を負傷させたと、ウクライナ当局が発表した。ヨーロッパの首脳らがヴォロディミル・ゼレンスキー大統領と共に、５月12日からの30日間の停戦を要求した後のことだ。

ウクライナの防空部隊は、ロシアが５月11日の午後11時から飛ばした無人機のうち55機を破壊したと、ウクライナ空軍はメッセージングアプリのテレグラムで発表した。

この攻撃には、何も打たずに途中で消失した30機の模擬ドローンも含まれた。無人機はウクライナの東部、北部、南部、中央部で撃墜されたと空軍は述べた。

民間貨物列車の運転手はドネツク地域東部の鉄道の基盤設備への無人機攻撃で負傷したとウクライナ鉄道は発表した。

「停戦の提案が無視され、鉄道の基盤設備への敵対的な攻撃が…続いている」とウクライナ鉄道「ウクルザリズニツャ」はメッセージングアプリのテレグラム上の投稿で述べた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、停戦要求を「最後通告」と呼び、それに対して５月８日に戦争を終結させることを目指したウクライナとの直接協議を提案し、この動きはアメリカのドナルド・トランプ大統領に支持された。

乗っ取られた証券口座の取引が、2025年の１月から４月の間に3,000億円を超えたことが金融庁のデータで示され、ハッカーがそうした口座を通じて株価を操作したと考えられるケースの急増を反映した。

５月８日に発表されたデータによると、株主の口座への不正アクセス件数は１月のわずか65件から４月には4,852件へと急増したという。不正取引も同様で、同じ期間に39件から2,746件に急増した。

合計では、１月から４月の間に、不正アクセスが6,380件、不正取引の事例が3,505件あったことが、金融庁の統計で示された。取引には、約1,612億円の不正売却、約1,437億円の不正購入が含まれた。

金融庁は、これらの統計は暫定的なもので、報告されていない事例がさらに存在する可能性があり、氷山の一角だと思われると警告した。

報告されている多くの事例では、ハッカーは最初に小規模の株式―あるいは比較的時価総額が低い株式―を自分で購入する。

フィッシング、マルウェアなどの不正な手段を通じて、個人投資家の口座のコントロールを得た後、彼らはその口座の所有者が持っているどんな株式も売却し、それからその収益を使って、彼らが前もって自分で購入した株式を買い、その株式の株価をつり上げる。

株価が上がったら、ハッカーは自分の株を売却して儲ける。乗っ取られた口座の特徴は、口座の所有者が見慣れない国内の株式と海外の株式で構成された銘柄の組み合わせだ。

そのような不正取引は、これに対応した広範囲の規制と、この国の最大規模の証券会社からの補償の誓約を引き起こした。

大手証券会社10社―SBI証券、楽天証券、野村證券を含む―は、１月以降に行なわれた不正取引にまつわる損失について、顧客に補償することに合意した。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は５月12日、製薬会社がアメリカ国内の処方薬の価格を自主的に引き下げるまでの30日間の期日を設定し、価格を引き下げなければこの先、政府が支払うものにおいて新しい制限に直面するという包括的な大統領令に署名した。

この大統領令は、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏がトップを務める保健福祉省に、来月にかけて薬の新価格を調停するよう求めている。取り決めが合意に達しなかった場合、ケネディ氏は、アメリカ政府が医薬品に支払う金額を、他国が支払っている（アメリカよりも）低い金額と同じにする新規則の立案を担当する。

この共和党の大統領（トランプ氏のこと）の大統領令が民間医療保険に加盟している数百万人のアメリカ人にどのような―もしあるとすれば―影響があるのかは不明だ。連邦政府は、メディケアとメディケイドが適用される医薬品に連邦政府が支払う金額を決める力を最も多く持っている。

トランプ氏の不透明な医薬品の費用節減の約束は、共和党がメディケイドの費用を8,800億ドル（130兆円）削減することを明らかにした数時間後に出された。

納税者は、メディケアを通じて医薬品に年間数千臆ドル支払っており、メディケアは高齢のアメリカ人7,000万人をカバーしている。メディケイドは、8,000万人の低所得者と障害のある人にほぼ無料で医療を提供しており、こちらも毎年数百億ドルかかっている。

４月22日に、テロリストがカシミール地方の観光地を襲撃して、少なくとも26人を殺害し、そのほぼ全員がインドの民間人だった。それは、インドが支配するカシミール地方で、2000年以降、最も多くの死者を出した襲撃事件だった。

インドは、パキスタン政府がこの襲撃の背後にいると非難した；パキスタン政府はそれを否定した。インド政府とパキスタン政府は外構でやり合った。最終的に、緊張は戦いへと転じた。

カシミール地方沿いの国境では銃撃があった。５月７日に、インドの戦闘機がパキスタンとパキスタンが実効支配するカシミール地方にミサイルを撃った。パキスタンは、この攻撃で31人の民間人が死亡したと発表した。インドは死亡したのは武装勢力だったと述べた。

パキスタン政府はその後、インドの飛行機５機を撃ち落としたと主張した。ある情報筋は、合計125機のインドとパキスタンのジェット機が１時間の「（戦闘機同士による近距離の）空中戦」を交わした―が、どちらも相手国の領空には侵入しなかったと伝えた。

それから、核戦争への発展の恐れが高まる中で、アメリカが発表した停戦のおかげで、熱は突如低下した。

これは驚きの展開で、アメリカのJ・D・ヴァンス副大統領が５月８日に、この対立は「私たちとは関係がない」と言った。その２日後、彼の上司のドナルド・トランプ大統領は、インドとパキスタンの「完全な即時の停戦」を発表した。

停戦はどのように達成されるのかについて、混乱がある。パキスタンはトランプ大統領に感謝したが、インドはこの件にアメリカは実際には関与していないと主張している。

結局のところ、停戦の羅生門のような仲介はそれほど重要ではない。重要なのは―今のところ―停戦が続いているように見えることであり、インドとパキスタンはさらなる協議のために議論の席へ戻ろうとしている。

ティム・フリーデさんはヘビに何百回も咬まれている―故意の場合が多い。今、科学者たちは、ヘビに咬まれた際のより良い治療法を生み出すことを期待して、彼の血液を研究している。

フリーデさんは長い間、爬虫類などの有毒生物に魅了されてきた。彼はかつて、趣味でサソリの毒とクモの毒を採集し、ウィスコンシン州の自宅で何十匹ものヘビを飼った。

ヘビに咬まれることから自分を守ることを望んで―また、「単なる好奇心」と彼が呼ぶものから―彼は少量のヘビの毒を自分に投与し始め、それから耐性を強化しようと、量をゆっくりと増やしていった。彼はやがて、ヘビに自分を咬ませた。

医者も、救急救命士も―あるいは本当に誰も―これがほんのわずかでも良い方法であると提案することはないだろうが、彼の方法は、体がどのように機能するかをなぞったものであると専門家たちは述べる。免疫系がヘビの毒の毒素にさらされるとき、免疫系はその毒を中和できる抗体を作る。少量の毒であれば、体は打ち負かされる前に対応できる。もし、体が前に見たことのある毒であれば、体はもっと迅速に対応し、より多い量にさらされても対処できる。

フリーデさんはヘビに咬まれることと毒の投与に20年近く耐えてきており、それでも、毒でいっぱいの冷蔵庫を持っている。彼のYouTubeチャンネルに投稿された動画の中で、彼はブラックマンバ（毒ヘビの一種）、タイパン（毒ヘビの一種）、ミズコブラに咬まれた彼の腕の腫れた牙痕を見せびらかす。

しかし、フリーデさんは助けになりたいとも考えた。彼は見つかる限り全員の科学者にメールを送り、自分が積み上げてきた耐性を研究してもらえるように科学者たちに依頼した。

そして、必要性はある：世界保健機関（WHO）によると、毎年約11万人がヘビに咬まれて亡くなっているという。抗毒素を作るのは高額で難しい。

コロンビア大学のピーター・クウォンさんはフリーデさんの話を聞いたとき、「わあ、これはかなり珍しい。18年をかけて生み出した驚くべき抗体を持つ極めて特別な人物を見つけた」と彼は言った。

５月２日に『セル』誌で発表された研究で、クウォンさんと共同研究者たちは、フリーデさんの特有の血液で彼らが研究できたことを紹介した：彼らは、広範な保護を目的とした治療法をいつか生み出すことを目的に、多くの種類のヘビの毒を中和する２つの抗体を特定した。

それはかなり初期段階の研究である―その抗毒素はマウスでしか実験されておらず、研究者たちがヒトで実験するまであと何年もかかる。彼らの実験的な治療法は、マンバやコブラを含むヘビ群に望みを示しているが、ガラガラヘビなどのヘビを含むマムシには効果がない。

「希望はあるものの、まだやる仕事はたくさんある」と、リバプール熱帯医学校のヘビ咬傷の研究者ニコラス・ケースウェルさんはメールの中で述べた。ケースウェルさんはこの新しい研究には関わらなかった。

フリーデさんは今、治療法を開発しようとしていて、この研究の費用を払っている企業センティバックスに雇われている。彼は、自身の18年間の経験がいつの日か、ヘビに咬まれた人の命を救うかもしれないことに興奮しているが、彼の志を継ぐ気になっている人々への彼のメッセージはシンプルだ：「それはしないように」と彼は言った。

中川早智子さんは、自分は決して積極的なタイプではなかったと話す。「私は奈良出身で、高校までずっと公立の学校制度の中にいました」と彼女は語る。「英語を流ちょうに話す必要も、海外で働く必要性も、あまり感じていませんでした」。

彼女はこう付け加える：「子どもの頃と10代の頃は、英語よりも日本語を勉強するのが好きでした。奈良にいるということは、たくさんの外国からの旅行客に接するということを意味し、外国人旅行客から英語で道を聞かれるといつも、内心では、『なぜ彼らは私に日本語で話しかけてくれないのだろうか？』と思っていました」。

それでも、彼女は今こうなっている。かつてはシャイだった中川さんは現在、東京都港区に開校したばかりのPikkas International Preschoolの代表だ。Pikkas International Preschoolは、心地よく、くつろげる環境で家族が集まり、創造性と好奇心を育み、幼少期から英語を学ぶ体験を提供することを目指している。「日本の子どもたちは規則を守り、とてもきちんとしています。それはとても良いことです。一方で、もっと自己主張できるようになり、自分に自信を持つことができれば、子どもたちは恩恵が得られるでしょう。海外で私が一緒に過ごしていた子どもたちはそんな感じでした」。中川さんは、理想的な教育はこれらの良いところの両方の組み合わせだと述べる。

子どもの頃、中川さんは自分よりも年下の子と遊ぶのが好きだった。高校時代には、助けが必要な子どもたちに特化したドイツの団体についてのテレビ番組に偶然出会った。

「私もそこで働きたいと決意しました」。その目的のために、大学を卒業した後、中川さんは幼稚園教諭になった。「ドイツのその団体にメールを送り、23歳になった時に、その団体へ行ってボランティアとして働くことができるかどうか尋ねました」。

彼女の道は違う形で展開していった。日本の幼稚園で３年働いた後、中川さんはワーキングホリデービザでオーストラリアへ行った。「事前にとても不安になって、体重がかなり減りました。幼稚園の教員のアシスタントとしての４週間のプログラムに空きがあったので、シドニーを選びました」。

１ヵ月の間、語学学校で勉強した後、彼女は幼稚園でボランティア活動を始めた。シドニーに慣れると、中川さんは外国にいることを楽しみ始めた。「かっこいい響きのフレーズを学んだらいつも、翌日にはそれを使いました。寝る前に、ニンテンドーDSで英語のゲームをしていました」。

ボランティアでの仕事の後、中川さんは日本に帰国する前に地元のプレスクールで雇用された。企業での職務経験を輸出貿易会社で得た後、再び外国へ行くために、今度は志の原点であるドイツへ行くために、その会社を離職した。「日中はプレスクールでの仕事をしながら、ドイツ語を学ぶために夜間学校へ通いました。翌年の2014年に、インターナショナル・ピース・ビレッジでインターンシップを始めました」。これは、中川さんがここで働くことを切望していた団体だった。「ドイツで過ごした時間は、私がそれまでに経験した中で最も凝縮して充実した経験でした」。

日本に戻ると、中川さんは東京を拠点とする会社の人事部で働き始めた。「教員候補と面接をする時や、どのようなスキルを私たちが求めているのかを伝える時に、人事部での私の職務経験は非常に貴重です。私たちの学校に子どもを通わせることを検討している親御さんと話す際にも、人事部での職務経験は役立っています」。

中川さんがたどってきた全ての道は、彼女が最も行きたい場所へ彼女を連れてきたように見える。

日本とイギリスは、両国間での個人情報を含むデータの移転を拡大することを計画している。

この計画の下で、日本とイギリスの研究機関や行政機関は、早くも2026年の春から、複雑な手続きを経る必要なく個人情報のやり取りができるようになる。

日本は、この動きが国内における医薬品の発見といった医療研究を支援することを期待している。

日本は現在、イギリスと欧州連合（EU）と個人情報を関係者の同意なくやり取りできる。これは日本が、最高レベルの保護で知られているイギリスとEUに、個人情報に十分な保護を与えていると認識されているためだ。

しかし、そのようなデータ移転は現在、企業に限られている。

４月に日本の個人情報保護委員会とイギリスの科学・イノベーション・技術省は、研究機関や行政機関が個人情報を含むデータを移転できるようにするための作業を加速することで合意した。

日本の大学などの研究機関は、イギリスの同等の機関が保有する臨床試験や症例に関する情報を使用できるようになる。この動きは、遺伝子情報を活用した生物学研究を促進するとも見込まれている。

ニュージーランドの大型の肉食性のカタツムリの奇妙な繁殖の習性は、かつては謎に包まれていた。このカタツムリが首から産卵する映像が今、初めて捉えられたと同国の生物保護機関が５月７日に発表した。

めんどりの小さな卵のように見えるものが、ニュージーランド固有の絶滅危惧種パウエリファンタ・アウグスタ・スネイル（別名マウント・アウグスタス・スネイル）の頭部の下の開口部から出てくるのが見られる。

この映像は、南島の西海岸にある施設で撮影された。ここでは、この種を絶滅から守ろうとしている自然保護官が20年近くの間、このカタツムリの個体群を冷却された容器の中で世話してきた。

この容器の状態は、このカタツムリのかつての唯一の生息地―このカタツムリの名前の由来となり、採掘で破壊されてきた西海岸の辺境の山―の高山の気候に近付けている。

ラテンアメリカで長年宣教師を務めてきたロバート・プレヴォスト枢機卿は５月８日、意外な選出で、カトリック教会の新しい指導者に選ばれ、初のアメリカ出身のローマ教皇となり、レオ14世という名前にした。

ローマ教皇レオ14世は、システィーナ礼拝堂の上の煙突から白い煙が上がり、133人の選挙人が４月に死去したローマ教皇フランシスコの後継者に彼を選んだことを示した後、バチカン市のサン・ピエトロ大聖堂の中央バルコニーに登場した。

「平和が皆さんと共にありますように」と彼は歓声を上げる群衆に語りかけ、流ちょうなイタリア語で話した。彼は短い演説中にスペイン語でも話したが、英語では何も言わなかった。

元々はシカゴ出身のこの69歳の人（レオ14世のこと）は、宣教師としてのキャリアのほとんどをペルーで過ごし、ペルーとアメリカの二重国籍を持つ。彼は2023年に枢機卿になった。彼はメディアのインタビューにはほとんど出ておらず、シャイな性格で知られている。

フランシスコ前教皇の死去を受けて、プレヴォスト枢機卿は267番目のカトリック教会の教皇になる。フランシスコ前教皇は初のラテンアメリカ出身の教皇となり、12年間トップを務めた。

レオ教皇は演説の中でフランシスコ前教皇に感謝し、協会は現代社会にしっかりと関わり、「いつも平和と慈愛を模索し、人々に、特に苦しんでいる人々に寄り添う」べきだとした前任者の呼び掛けを繰り返した。

彼は最有力候補とは見られておらず、満員のサン・ピエトロ広場に彼の名前が発表された時、人々が拍手して歓声を上げ始めるまで、わずかに戸惑いの瞬間があった。

主な恐竜の化石の発見で知られる県で先月、恐竜研究に特化した日本で初めての学部がスタートした。

福井県立大学恐竜学部は、学生が博物館の職員と協力して化石の発掘に参加することで最先端の研究に携われるようにする。

この学部は、フクイラプトルを含めたくさんの新種の恐竜の化石が発見された山々の近くの福井県永平寺町にあるキャンパスに、34人の学生を４月に迎えた。

学生たちは４年間の学士課程中に、地質学調査、化石の複製物の作成、CTスキャンや３D模型製作を含め、恐竜研究に必要とされる技術を学ぶ。教員たちの中には、５人の世界的に有名な恐竜研究者が含まれる。

２年次に、学生たちは福井県立恐竜博物館が建設されている勝山にあるキャンパスへ移り、博物館の職員と協働しながら実践的なスキルを習得する。

新学部の設立は一部には地元のコミュニティーを活性化するために立案された。新入生の約80％が福井県外から入学した。

公正取引委員会は５月８日、東京の高級ホテルの運営会社15社に対し、客室の料金などの情報交換をする15社の慣習は、独占禁止法に違反する価格操作の共謀に当たると警告した。

新型コロナウイルス感染症関連の規制の撤廃後、外国人旅行客数の急増により、首都のホテルの料金が急激に上昇する中で、公正取引委員会は、捜査を進める前に、ホテル運営会社にそうした行ないをできるだけ早く是正させる警告を出したと発表した。

ホテル運営会社15社には、帝国ホテル、ニュー・オータニ、京王プラザホテル、ホテルオークラ東京、西武・プリンスホテルズワールドワイド、藤田観光などが含まれる。

公正取引委員会によると、15社の社員は、客室稼働率や客室平均単価、客室予約などの情報を交換するために、月に１度会合していたという。

その会合は数年前に始まり、昨年秋頃まで続いていた。

公正取引委員会は、日本ホテル協会と全日本ホテル連盟に対し、加盟会員に確実に独占禁止法を順守させるように求めた。

韓国の大統領選挙の候補者たちは５月12日に選挙戦を開始し、非常に二分化した社会を一つにまとめ、アメリカとの貿易交渉を切り抜けながら、経済成長を促進することを誓った。

アジアで４番目に大きい経済（韓国のこと）は、尹錫悦前大統領の後任を選ぶため、６月３日に急な大統領選挙を行なうことになった。この保守派の指導者（尹前大統領のこと）は、この国を政治危機に陥れた戒厳令をめぐり罷免された。

青い服を着た大勢の支持者に囲まれて、リベラル派政党「共に民主党」の指導者で最有力候補の李在明氏はソウルでの集会で演説した。

「新しいスタート、希望への新しい道へ向けた旅路に加わってくれますか？」と李氏は集まった人々に問いかけ、選挙活動中の熱心な取り組みを示すため、ステージ上でスニーカーに履き替えた。

前回の大統領選挙で尹氏に敗北した李氏は現在、刃物による襲撃事件を乗り越え、戒厳令に立ち向かい、大統領選挙に彼が立候補する資格を剥奪する恐れのあった刑事裁判で争った後、国民の支持の波に乗っている。

李氏の保守派の対立候補である金文洙氏は彼の選挙活動をソウルの卸売市場で開始し、商人たちと一緒にソーセージの入ったスープを食べて、低迷する経済の中で小規模企業を活性化させることを誓った。

アメリカの民主党の上院議員３人は、絶滅危惧種および絶滅の恐れのある種の生息地の保護を除外するという提言された規則をどのように分析したのかを説明するようトランプ政権に求めている。

問題となっているのは種の保存法における「害」の定義で、これにはそうした種が生息している場所に手を加えることやそうした場所を破壊することが含まれている。

４月に野生生物を担当する２つの連邦機関が、生息地に手を加えることは、ある種を故意に標的にする行為（これは「take」と呼ばれる）と同じではないため、害とみなされるべきではないとする規則を提言した。環境保護に関わる人々は、「take」の定義は生物種に害を与える行為を常に含むとは限らず、「害」の定義はアメリカ最高裁判所に支持されたと主張している。

新しい解釈の下では、業者や開発業者などが単に、絶滅危惧種に害を与えるつもりではなかったと主張できると、環境保護に関わる人々は述べており、それは絶滅の危険性が極めて高い種の絶滅を引き起こす可能性があるという。

この提言は、かつて絶滅が危惧されていた種を保護するためになされてきた進展を脅威にさらす可能性があると、環境保護に関わる人々は述べた。

日本の人気のマッチングアプリ「タップル」は４月30日、政府が発行する身分証明カード「マイナンバーカード」を介して、自分が独身であることをユーザーが証明できる新機能を日本で初めて開始した。

このアプリが2,000万人を超えるユーザーを誇る中で、交際状況を偽っていることへの懸念が広まっていた。

タップルが実施した調査によると、約5,500人の回答者―53.8％が男性で、68.6％が女性―の半数以上が、このアプリで出会う人が結婚している可能性があるかどうかについて、これまでに懸念を表していたという。この調査では、女性の回答者のほぼ全員と男性の回答者の80％以上が、マッチングアプリで出会った人が独身であることの証明が欲しいと回答した。同様に、回答者の約80％が、自分が交際可能な状態であることに対して他者が持つかもしれない疑念を和らげるために、自分が独身であることを証明できるようになることに関心を示した。

そのため、この新しいサービスは、プロフィール上で自分が独身であることが確認できる証明を他者に表示する選択肢をユーザーに与えることによって、起こり得る関係性の問題を防ぐことを目的としている。

証明を取得するためには、ユーザーは、政府のマイナポータルアプリまたはウェブサイトで自分のマイナンバーカードをスキャンし、それにより、タップルでの交際の状況の正確性を、公的に記録された婚姻状況と比較することで認証する。

婚姻状況の証明サービスは、昨年８月にマイナンバー制度を通じて可能になった。結婚相談所でマッチングサービスに申し込む際に、人々はよく、自分が独身であることを証明することが求められるが、このような選択肢が日本で主要なマッチングアプリで利用可能になるのは今回が初めてだ。

マイナンバーカードの保有率が全国で80%に迫る中で、このマッチングアプリの企業は、同社の証明システムをユーザーの間ですんなり受け入れられる可能性のあるものと見なしている。

タップルは、同社のサービスは独身者のためのものだと主張してきた。この新システムは、そのアプリを安心して使えるプラットフォームにすることに貢献するだろう。

２人の男が西東京の立川市の小学校に５月８日に侵入した後に逮捕され、その過程で５人の職員を負傷させたと警察が発表した。

警視庁によると、この事件は立川市立第３小学校で午前11時前に発生したという。侵入者が校舎に入ってきて、窓を割り始めた後、学校の職員が通報した。

学校職員は容疑者を現場で取り押さえて拘束した。５人の教員と職員が負傷したが、重傷者はいないようだと当局は述べている。被害に遭った児童はいなかった。

警察によると、朝日新聞が報道したように、この事件はその朝、女子児童の母親が相談のために学校を訪れた時に始まったという。学校との合意に達することができず、母親は知り合いだったその男性たちのうちの１人に連絡した。その後、２人の容疑者が２階の教室と１階の職員室に侵入し、最終的に職員室の外の廊下で騒ぎを起こした。警察はこの事件についてその母親に事情を聴いている。

最近、仕事のランチの後でオフィスまで戻る道順を調べるためにグーグルマップを使っている間に、同僚が「グーグルマップがない頃はどうやって移動していたんだろうと思うよ」とコメントした。

私の同僚は20代で、私は10歳以上年上だ。私がニュースルームで仕事をし始めた時、携帯電話はあったが、今ほど「スマート」ではなかった。グーグルマップが奇跡のように見えたであろう時代のことを私は確かに覚えている。

その頃、どの部署にもいくつかの「市街図」があった―実質的には道路地図の分厚い本だ。私が記事を書く内容は、シンガポール中になりうるものだったので、私は行き方を前もって確認するために通りや建物の名前を調べたものだった。

地下鉄の駅が近ければ、物事はより簡単だった。しかし、バスのガイド（便利な手のひらサイズの本）と照らし合わせて、どのバスに乗って、どこで降りるのかを決めなければいけない時もあった。

他の国へ行く時は、ガイドブックと地図も必携だった。私は移動が上手だとは言えないが、時間をかけて、練習するうちに、地図を読むのが楽になってきた。時々、迷うこともあったが、それほど大したことではなく思えた。

実は、道に迷うことはけがの功名になるかもしれない。シンガポールであろうと、海外であろうと、「違う」道に行くことはよく、大なり小なり驚きに出くわすことを意味した。

パリで私は、地下鉄の駅へ行く道を見つけようとしている間に、私は気付けばシェイクスピア・アンド・カンパニー書店に見入っていて喜んだ。それについては本で読んだことがあったが、旅程には入れていなかった。偶然の出会いはなんだか、それをさらに記憶に残るものにした。

熊野古道の中辺路を歩いていた時に、一緒に行っていた仲間と私は、その道の場所を突き止めるのに苦労していた。私たちの後ろから来た何人かの他の歩行者が、一緒に道を見つけてくれた。時間はかかったが、人生というものはいつでも物事を可能な限り効率的に行なうことではない、そうではないか？

シンガポールでは、街区の番号が論理的というよりも無作為に見える公営住宅で最終的に迷った。時間に追われている時、それはイライラするものになりかねないが、街区の間を縫うようにして歩くと、私を笑顔にしてくれる小さなものをよく見つける。美しい小さな庭や、手作りのかわいい看板が付いた雰囲気の良い地域本棚（地域の人たちの間で自由に本を貸し借りできるスペース）などだ。

たぶん、たまにはグーグルマップを使わないでみても損はないだろう。結局、地図を読むことは、GPSに頼るようになったドライバーが周辺の道をもう知らないかもしれないのとちょうど同じように、簡単に忘れてしまうことのあるスキルである。時折、道に迷うとしても、それはちょうど、自分たち自身を再び発見するために私たちが必要としているものかもしれない。

クルド人武装組織PKKは５月12日、トルコとの新たな和平に向けた取り組みの一環として、解散し、武力闘争を放棄すると発表した。40年間の敵対行為に終止符を打つ。

PKK（クルド労働者党）によるこの決定は、中東で最長の反乱の１つを終えることを約束し、トルコとシリア、イラクに大きな影響をもたらし得る。それは、PKKがイラク北部で党大会を招集した数日後にこの組織に近い報道機関フィラット通信によって発表された。

1999年からイスタンブールの近くの島で投獄されているPKKの指導者のアブドラ・オジャラン氏は２月に、彼の組織に党大会を招集し、解散して武装解除することを正式に決定するよう促した。

25年間の投獄にもかかわらず、クルド人の運動に大きな影響を与え続けるオジャラン氏（76）の呼び掛けは、1980年代以降何万人もの命を奪ってきた数十年間に及ぶ紛争の終結に向けた重要な一歩となった。

その流れを受けて、PKKは３月１日に一方的な停戦を発表したが、和平交渉に向けた法的な枠組みの創設を含む条件を付けた。

トルコとPKKとの紛争は、北部イラクと北部シリアにまで波及し、トルコは近隣地域に何度も侵攻を遂行した。PKKはトルコとその欧米諸国の同盟国によってテロ組織に指定されている。

トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領はPKKの最新の発表を歓迎し、より強化された安全保障と地域の平和につながるだろうと述べた。

「私たちはテロ行為のないトルコに向けたプロセスにおいてまた１つ重要な節目をまたいだ」とエルドアン大統領は述べた。

５月12日に数十人の人々が、クルド人が多い都市のディヤルバクルのモスクに集まり、伝統的な踊りでその発表を祝った。

「解散するというPKKの決定は正しい決断で、適切なタイミングでの決断だった」と住民のTekin Erginさんは語った。

ディズニーは７番目のテーマパークを建設し、このテーマパークはアラブ首長国連邦（UAE）にできると、このエンターテインメント企業は５月７日に発表した。

この海岸沿いのリゾートはアブダビの郊外にあるヤス島に建設される。すでに、ここではF１のアブダビグランプリが行なわれ、また、フェラーリとワーナー・ブラザースのアミューズメントパーク「シーワールド」とウォーターパークがある。

アブダビは、アラビア半島にある７つの首長国の連邦であるUAEの首都だ。アブダビには900万人が暮らしており、アブダビの長距離路線を運航する航空会社のエミレーツ航空とエティハド航空を活用し、数年間でさらに多くの観光客を呼び込んできた。不動産ブームとこの市で過去最高の観光者数により、ドバイは経由地だけではなく、旅行先になった。

ディズニーと、このプロジェクトを担当するアブダビの開発業者ミラルは、アブダビとドバイを経由して移動する年間１億2,000万人の飛行機利用客から利益を得ることを期待している。

ビーチやドバイの近隣のにぎやかなナイトライフよりも、長い間、落ち着いているとみなされてきたが、アブダビはルーブル・アブダビの所在地でもあり、現在、さらに多くの美術館が建設中だ。

オープン予定日はまだ発表されていない。

脳内の免疫機能を調整するタンパク質が無くなることが、アルツハイマー病を引き起こすアミロイドベータの濃度の減少につながり、認知機能を改善させることを、京都大学などの研究者たちのグループが発見した。

この研究グループは、小膠細胞―脳内の免疫細胞の一種―に存在するタンパク質「TIM-3」は脳が加齢するにつれて増加することを確認した。研究グループが、アルツハイマー病のマウスから、遺伝子改変によってこのタンパク質を除去すると、アミロイドベータの蓄積量が50％から60％減少し、マウスに認知機能の改善が見られた。

この研究は、この病気（アルツハイマー病のこと）の新療法の開発に役立つと期待される。

近年、アミロイドベータを除去する薬「レカネマブ」が注目を集めてきた。しかし、この薬には脳のむくみや出血といった副作用についての懸念がある。

TIM-3を基に開発される可能性のある薬は、副作用のリスクを減らすためにレカネマブと併用できると、この研究グループは述べた。

１人の男が、ジェニファー・アニストンさんのロサンゼルスの自宅の正面ゲートに車を衝突させた後、逮捕されたと当局が５月６日に発表した。

警察はKABC-TVに対し、『フレンズ』のスター俳優（アニストンさんのこと）は衝突当時、自宅にいたと伝えた。

ロサンゼルス警察署のジェフ・リー警察官によると、この事件は５月５日の午後12時20分頃、高級住宅街ベルエア地区のエアロールウェイ900番地で発生したという。

インターネット上の不動産登記記録では、その街区の住宅は、ジェニファー・アニストンさんのビジネス・マネージャーによる信託が所有していることが示されている。

民間の警備員が運転手を確保し、警察が到着するまで彼を留め置いた。リー警察官は、容疑者を白人の中年男性と描写した。

「彼は自分の車をこの住居のゲートに打ちつけるのに使った」とリー警察官は述べた。

『アーキテクチュアル・ダイジェスト』の報告によると、アップルTVの『モーニングショー』に現在主演しているアニストンさんは、3.4エーカーのこのミッドセンチュリーの豪邸を約2,100万ドル（31億円）で2012年に購入したという。

日本の民間の月着陸船が今、月を周回しており、６月に着陸が計画されている。

東京を拠点とするアイスペースは５月７日の午前、同社の月着陸船「レジリエンス」が月の軌道に入ったと発表した。

「月面着陸へのカウントダウンがこれで正式に始まった」と同社は声明で述べた。

スペースXは１月に、アメリカを拠点とするファイアフライ・エアロスペースの月着陸船と一緒にレジリエンスを発射した。ファイアフライは先に３月に月に到着し、衝突も転倒もなく無事に宇宙船を月面着陸させた初めての民間組織になった。別のアメリカの企業、インテュイティブ・マシーンズは数日後に月に宇宙船を着陸させたが、最終的にクレーターの中で横向きになった。

今度はアイスペースの番だ。アイスペースは、６月の第１週にレジリエンスの月面着陸を目指している。同社初の月着陸船は2023年に月に衝突した。

マーベル映画『サンダーボルツ』とライアン・クーグラー監督の『シナーズ』は５月第２週の北米映画興行ランキングを席巻した。

現在はそれぞれ２度目と４度目の週末となり、この２本の映画は、ホラー映画、ケリー・ワシントンさんのアクション映画、ジョシュ・ハートネットさんの飛行機もののスリラー映画、シェイクスピアを題材にしたミュージカルを含め、いくつかの新しい競合作品を迎えている。加わった新しい作品はどれも、それほどの影響を与えなかった。

『サンダーボルツ』は、スタジオによる５月11日の推計によると、アメリカとカナダの映画館で3,310万ドル（49億円）の収益を出して首位を獲得したという。上映開始から55％の減少となる。世界規模では、この映画は3,400万ドル（50億円）を追加して、世界全体での合計は２億7,220万ドル（402億円）となった。わずか２回の週末で、ウォルト・ディズニーのリリースはすでに、世界中でも、国内でも、今年４番目の規模になった。

一方で、『シナーズ』は北米のチケット売上で2,000万ドル（300億円）の大台を超えて、このことは特に、オリジナルのR指定映画としては顕著なことだ。

それは、アラスカで好まれる母の日の伝統の１つだ。氷河期を生き延びた動物と間近で触れ合う。

アンカレッジの北へ車で１時間ほどのところにあるパルマーのジャコウウシ農園で、５月11日に母親たちは全員ヒナギクをもらい、入場料が無料になる。一度中に入ると、ちょうど歩き始めたばかりの若い仔牛３頭を含む75頭のジャコウウシの群れを観る機会が得られる。

「ジャコウウシの母牛と、一生で見られる中で最も愛らしい仔牛と一緒に、母の日を祝いたくない人なんているでしょうか？」とこの農園のエグゼクティブ・ディレクターのマーク・オースティンさんは述べた。

母の日は、この農園の伝統的な夏の季節の始まりだ。この農園の起源は、1964年にまでさかのぼり、いくつかの場所を経て、1986年にパルマーへ移転した。

「私たちがここで門を開いたとき、毎年大オープンデーとして母の日のイベントを始めました」とオースティンさんは話した。

彼はそれを自然な流れで決まったものだと言い、生まれたばかりのかわいい赤ちゃんのジャコウウシと一緒に敷地内で母親たちを称えている。今年はこれまでに、３頭のジャコウウシの仔牛が生まれて公開されており、これからもさらに多くの仔牛たちが生まれてくるかもしれない。

日本企業は若返りと老化防止の研究を活発化させており、体内に蓄積した後に、健康に悪影響を引き起こすことのある老化細胞の除去に力を入れている。

植物由来の物質の効能がすでに確認されており、もし技術と関連製品が開発されれば、それらは人々が健康を維持し、若さを取り戻すのに役立つ強力な武器となりうると、この件に詳しい情報筋は述べた。

化粧品と健康食品の企業のファンケルは、多年草のキンミズヒキに含まれるポリフェノールの一種「アグリモール類」が老化細胞の除去に効果がある可能性があることを発見した。

臨床試験では、アグリモール類を摂取した男性は、摂取していない男性よりも、約４％多くの老化細胞を血液内から減らすことができたことが示された。

ファンケルは、この成分を含むサプリメントを開発することにより、中年以上の人々が活力を維持するのを助けることを期待している。

もうたくさん。もう無理。これ以上耐えられない。あんなところ、本当にもうどうでもいい。明日で全部終わるよ、本当によかった。あの頭がおかしいおっさんに、辞めると言ってやるのが待ち切れない。

まあ、それでひどい目に遭うだろうけどね。けど、もはや、知るか！　って感じ。あのばかは、好きなだけ叫んで怒鳴ればいい。

もちろん、不快だし、その後ひどい頭痛に襲われるだろうけど、今ではもうすっかり慣れちゃった。

それって、異常だよね。ひどいよ。なんでこんな状態にさせちゃったんだろう。マジで、踏みとどまろうとするとか私は何を考えていたんだ？　頭がまともな状態じゃなかったってのは間違いない。もっと早く、辞める決心をすべきだった。

今まであんな嫌な上司に遭遇したことがなかったってのもよくなかった。あいつのかんしゃくに耐えて、とにかく仕事をやり終えれば、あの頭がいかれた人間は最終的には治るとか、半分信じていた。そんな訳ない。

初日から、こうなることを予想するべきだったよね。今でも思い出すよ。あの日の帰り道、会社で起きたことを考えながら真剣に、「え、私が悪いの？」って思っていたんだよね。一体何が、あのばかにかんしゃくを起こさせたのか、全く理解できなかった。

だけど、それなんだよ。要するに、理由なんてないんだよ。あいつは、自分の支配をより明確にするために、そういうことをし続けなきゃいけなかったってこと。だって、あいつそれ以外にできることがないんだもん。スーパー無能ばかで、何とか今までずっと解雇されずにきたってだけなんだ。

あいつができたことといえば、私の前にいた２人のスタッフをいじめて職を失わせたってことぐらいだ。

なにが問題かって、あの建物の中にいる全員が、あいつがいかに悪意ある邪悪で有害な怒鳴り散らす人物であるかを知っているってこと。なのに、誰もそれをどうにかしようとしないんだよ！　人事部（そろいもそろって軟弱者）はあいつに対して全く何もしていないし、同僚は全員、犠牲にできる人を確保することだけを気にかけてた。それが、私！

あの暴言を吐く不快な人間が私の３倍の給与をもらっているとは、何てこった！

もう二度と誰にも会わなくていいなんて、最高だ。ハルを除いては。彼女は、あのオフィスで私が実際に喜んで会える唯一の人物だったな。彼女が私のところにきて、クレイジーな週末の出来事を聞かせてくれる月曜日は毎週すごく楽しかった。私が気を許せる唯一の短い瞬間だった。とても穏やかで、親切で、おおらかで。何もかも完璧な人だった。彼女に会えなくなるのはさみしいな。

でも他の人は全員、地獄へ行ってよし。

さて、明日からは、最低限の仕事しかしないで、退職前の告知期間を仕事探しか、能力を向上させるための勉強に充てるぞ。今はまだ次の仕事がまだ決まっていないし、求人市場はめちゃひっ迫状態だけど、何だってここよりましだろ。ここでの日々はまさに、生きる悪夢だった。

さて、そろそろ寝ないとな。明日からは、眠るために酔わなくてもいいなんて最高だ。なんか、マジで会社に行くのが楽しみなんだけど。すごくない？

無事に生還できますように・・・。

明仁上皇陛下は、冠動脈から心筋への血流が過度の運動で減少する無症状の疾患である無症候性心筋虚血と診断されたと、宮内庁が５月10日に発表した。

この91歳の元天皇（上皇さまのこと）は、東京大学医学部付属病院に５日間入院し、そこで心電図、X線、心エコー、冠動脈CTスキャンなどを含む検査を受けた後、東京の仙洞御所へ５月10日に戻った。

明仁上皇陛下は激しい運動を避けながら、新しい薬剤での治療を受ける。医師たちは細心の注意を払って、彼の健康状態を観察する必要がある。彼はハゼの研究を続けると予想される。

2012年に、当時天皇だった上皇さまは、冠動脈のバイパス手術を受けた。2022年に右心不全と診断された。最新の検査で、動脈硬化が進行しており、血流が悪化していることが分かった。

美智子上皇后陛下（90）は、５月６日に上皇陛下が入院した後、毎日上皇陛下のもとを訪れた。宮内庁によると、上皇上皇后両陛下は病院のスタッフに感謝を伝えたという。

サファリを繰り返し訪れている旅行客でも、それが初めてのサファリでも、南アフリカ北東部にあるクルーガー国立公園は、素晴らしい体験になるだろう。ホエドスプルートのホテルを予約して、良いツアー運営会社を見つけ、世界で最も壮大な生き物たちを見に、サバンナへ向かおう。

クルーガー国立公園は、南アフリカの保護活動において貴重で重要な場所だ。この広大な公園は、約２万平方キロメートルの面積があり、岩手県全体よりも大きい。ここでの生活は野性的で残酷で壮大な波の中で動いている。その真価が分かるようになるには何年もかかるだろうが、クルーガー国立公園で過ごせるのは１日しかないだろう―あってもせいぜい２日だろう。

オープンサファリの車両に乗って、狩猟動物の「ビッグ・ファイブ」―ライオン、ヒョウ、サイ、ゾウ、アフリカンバッファロー―の他、チーターと野生の犬を見に行こう。経験豊富なレンジャー（野生動物ガイド）がこれらの畏敬の念を抱かせるような動物たちの理解を深めてくれるだろう。

あるいは、ブライド・リバーでボートに乗って、ブライドポートダムを見に行こう。このツアーには、モホロホロ・アニマル・リハビリテーション・センターへの訪問も含まれる。ここでは、けがをしたり、親を失ったりしたライオン、ハイエナ、ハチミツアナグマ、ハゲワシは、愛情深く世話をされている野生動物たちの一部に過ぎない。南アフリカの保護活動の重要性に光を当てる献身的な職員たちの努力をありがたく思うだろう。そして、誰が知っているだろうか？　もし、あなたの子どもたちが感銘を受けたら、子どもたちは学生ボランティアプログラムに申し込みたくなるかもしれない。

最後に、パノラマ・ルートに沿ってドライブへ行こう。ボウクス・ラック・ポットホールスなどの見事な景色と、ゴッズ・ウィンドウ展望台から眺めるブライド・リバー・キャニオンの比類なき景色を、存分に楽しもう。

キア・スターマー首相は５月12日、今後４年間でイギリスへの純移民数を大幅に削減することを約束し、この国は移民に対するより厳格な規則がなければ、「見知らぬ人々の島」になるリスクにさらされていると述べた。

移民を制限することは、イギリスが欧州連合（EU）を離脱することを決めた2016年の国民投票の重要な要素だったが、それでも、イギリスがEUを離脱した後も、純移民数は過去最高レベルに達しており、ナイジェル・ファラージ氏の反移民を掲げる右派政党「リフォームUK」党の躍進を促している。

移民政策の包括的な一連の改革で、スターマー首相の中道左派・労働党政権は、この改革は移民に対する英語の要件を引き上げ、移民が国内に滞在することをより難しくし、介護施設を含む企業が海外から従業員を採用することを防ぐと述べた。

自動的に与えられる、市民権を申請する権利は、イギリスに５年ではなく10年間在留した人に与えられ、技能労働者ビザは大学卒業レベルの申請者に制限される。

「間違いなく、この計画は移民が減少することを意味している。それは約束だ」とスターマー首相はダウニング街で報道関係者たちに語った。「移民数が多いほど、必然的により高い成長につながるという理論は、過去４年間で試されてきた」と彼は言った。「その関連性は、その証拠においては成り立っていない」。